外国為替市場の取引時間


外国為替市場の取引時間と取引場所

外国為替市場は、世界中のいたる所にあり、よく「眠らない市場」といわれています。実際、土日を除き、24時間市場は動き続けていますが、その中でも取引の活発な時間帯と取引の大きな場所があります。ここでは、外国為替市場の「取引時間」と「取引場所」の基本事項についてまとめてみました。

■外国為替市場の取引時間

ロンドン為替市場
夏17~翌1時
冬18~翌2時

ニューヨーク為替市場
夏22~翌7時
冬23~翌8時

です。マーケットが動きはじめるのは少し前からの場合も多い

■外国為替市場の季節要因

外国為替市場には、毎年季節別の要因があり、各月の取引の活発度や特色に違いがあるので注意する。

日本 海外
1月(活発) 正月 欧米企業の期初、新規取引
2月(活発) リパトリ
3月(閑散) 本決算、会計年度末
4月(活発) 日本企業の期初、新規取引 イースター休暇(上旬)
5月(活発) ゴールデンウィーク
6月(普通) ボーナスシーズン
7月(普通)
8月(閑散) お盆休み 夏休み
9月(普通) 中間決算
10月(活発)
11月(活発) リパトリ、感謝祭(下旬)
12月(閑散) ボーナスシーズン、年末休暇 会計年度末、クリスマス休暇

■外国為替市場の3大市場

外国為替市場は世界中にあるが、その取引の中心となるのがロンドン、ニューヨーク、東京の3大市場。

・世界第1位:ロンドン外国為替市場
・世界第2位:ニューヨーク外国為替市場
・世界第3位:チューリッヒ外国為替市場(スイス)
・世界第4位:東京外国為替市場
・世界第5位:シンガポール外国為替市場

 

クセ者たちが暴れやすいニューヨーク市場

為替市場の最後を務めるニューヨーク市場は、ヨーロッパ・ロンドン市場とは半日重なっており、ニューヨーク市場がクローズする前にはウェリントン・シドニー市場がスタートします。したがって、ニューヨーク市場の午前中の市場流動性は、他の市場に比べて大幅に高くなります。

この時間帯は、クセ者揃いの米系ファンド筋が活発に取引する時間帯でもあり、米国発表の経済指標の数字によって、相場がダイナミックに動くのが特徴です。

ここに注意!

注意すべきなのは、ここでもニューヨーク時間に入った直後に、ヨーロッパ勢がロスカットをつけさせられることがよくあるということです。

たとえば、ヨーロッパ市場で買い上げられていたら、最初に売ってヨーロッパ勢の買いポジションを損切りさせた後でニューヨーク勢が本格的に買い上げてくるといったことがよくあるパターンです。

予測しにくいニューヨーク市場

デイトレードにおいて、その日の予想を立てる場合は、日本時間の朝から欧州時間が始まるぐらいまでの値動きを一つの区切りとして考えた方が良いでしょう。

なぜなら、欧州時間に入って、欧州時間に関する経済指標が発表されると、相場の動きはそれに大きく左右されるからです。ニューヨーク市場も同じです。

つまり、レンジの予測には有効期限があると考えてトレードした方が良いということです。

特にドルは米国の基軸通貨ですから、米国の経済指標が値動きに大きな影響を与えます。
逆に、日本で発表される経済指標が、ドル/円のレートに影響を及ぼす部分は少ないともいえます。これはドルと円の力関係に起因しているためです。

したがって、日本時間の夕方から始まる欧州市場や、日本時間の深夜がメインのニューヨーク市場で取引する際は、経済指標の結果に注目した反射神経頼みのトレードにならざるを得ません。

雇用統計とオプションカットは要注意!

特に、毎月第一金曜日に発表される雇用統計の数字は、ドル/円を大きく動かすので要注意です。雇用統計が発表される時間帯は、夏時間の場合だと日本時間の午後9時半、冬時間だと午後10時となります。

また、ニューヨークのオプションカットと呼ばれる時間帯も要注意です。これは、ニューヨーク時間の午前10時(夏時間なら日本時間の午後11時、冬時間なら午前0時)が該当します。

この時間帯には、ニューヨークカットのオプション(※)があるため、為替相場が動意づきやすくなります。

(※)オプション取引とは、ある投資対象を、あらかじめ決められた価格で取引するための権利を取得するもの。

為替市場では24時間連続して取引されているとはいえ、オセアニア、アジア、ヨーロッパ、ニューヨークの市場を大きく分けて捉え、それぞれにフレッシュな気持ちでトレードを考えた方が良い結果につながります。