プライマリーバランス
プライマリーバランス
国債費関連を除いた、基礎的財政収支
プライマリーバランスは、国の収入と支出の釣り合い状態を見るものです。
プライマリーバランスとは、国債費関連を除いた基礎的財政収支のことをいいます。つまり、国債の利払いと償還費を除いた歳出(一般歳出)と、国債発行収入を除いた歳入(税収など)についての財政収支です。
国の支出のことを歳出、収入のことを歳入といいます。歳出は、公共事業や外交などの一般的活動に要する支出です。国債の利払いと償還費を除いた歳出を、一般歳出といいます。歳入は、国民から集めた税金と国債(国民からの借金)による収入です。
税収で一般歳出が賄われていると、国の懐具合は正常な状態です。これをプライマリーバランスが均衡しているといいます。
一般歳出が税収より大きくなると、税収に加えて国債からの収入を充てることになります。これをプライマリーバランスが赤字であるといいます。
国債は、国民からの借金ですから、将来の国民に返さなければならないものです。現在の生活を維持するために、将来の国民から借金していることになります。将来の国民につけを回している状態です。 現在、日本のプライマリーバランスは、大幅な赤字となっています。一般歳出を税金収入でまかない、赤字をなくさなくてはいけません。 2001年5月7日、小泉首相が所信表明演説において、プライマリーバランスの均衡を図るという構造改革の目標を表明しました。2001年度一般会計予算によるとプライマリーバランスは11兆1400億円の赤字となっており、歳出の徹底した見直しが必要とされます。 |
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